保育所の定員割れ、整備中止・・・・保育現場から感じること。

保育&子育て情報

今年も新年度が始まり、
慣れ保育もだいぶ落ち着いてきた?ころではないでしょうか。
最初はたくさん泣いていた子ども達も、笑顔で遊ぶ姿がみられるようになりました。

数年前から都心部では、保育園の定員割れや閉園という現象がみられています。
国は「待機児童ゼロ」をめざして、保育の受け皿を増やしているのに……これはどういうことなんでしょう?

某地自体では、開園を控え準備を進めていた新規開設の認可保育所で、園児が集まらずに開園直前になって、整備中止という事態も起きているようです……!(結構衝撃でした)

待機児童数が減っているのはいいことですよね!
毎年8月頃、国がその年の4月1日時点での待機児童等の状況を発表しています。

最新のデータはまだ、1年前の令和3年4月のものになりますが、
「待機児童数は5,634人で前年比6,805人の減少」と報道されていました。

厚生労働省のHPより↓
保育所等関連状況取りまとめ(令和3年4月1日)及び「子育て安心プラン」「新子育て安心プラン」集計結果を公表 (mhlw.go.jp)

でもこの数字、実態と必ずしも合っているわけではないようです。希望の園には入ることができなかった人がまだまだいます。年齢別でみると、1歳児の倍率はまだまだ高く、他の年齢に比べ待機児童の数が多いな、というのが保育現場の印象です。

数年前には考えられなかったことですが、0歳児の定員枠が埋まらない事態も起こっています。コロナ禍が落ち着かないこともあり、0歳児からの入園を控えている人が多いようです。

某新聞の調査結果では7割以上の自治体で、保育所の利用申込者数が減っているとのこと。

また「ちょっと預かってほしい」というときに助かる「一時保育」は、とくに認可保育園では定員の空きがある園が多いにもかかわらず、気軽に利用できるようなしくみになっていないように感じます。

認可保育園の一時預かりを利用するには、事前に登録して面談する必要があったり、「定員の空きがありません」「受け入れ体制が整っていません」という理由で利用したいときに利用できない、とっても不便なサービスになっているという……(もちろんそうではない自治体もあるとは思いますが!)

保育現場では、「一時保育やっていますか?」というお問合せをいただくたびに「うちでは一時保育をやっていないんです」とお断りをせざるを得ないケースがあります(本当にお困りの様子でお電話をいただくのですが、心苦しい……)

預け先が決まらないと就職できない求職中の方や、
第二子を妊娠して体調が安定しない専業主婦の方、
ちょっと子育てにお疲れでリフレッシュしたい方、
外国人の方やご病気の方、
さまざまな行政のサービスのしくみが分からず困っている方……など、
本当に「保育を必要とする」子どもが利用できるしくみになっているのかなぁ。
と疑問に思ってしまいます。

お断りせざるを得ない理由としては「保育士が足りないため、受け入れ態勢がない」「行政のから一時預かり事業の実施を認可されていない」「一時保育のための保育室面積がない」といったことが挙げられます。

「保育の受け皿」と称して、表面的な受け入れ人数(定員)を増やし「待機児童がゼロになりました!」と表明しても、「本当に必要な人」に届かなければ、意味がないのではないか。。。

そんなことを考えさせられる春です。

一人ひとりのニーズに応える保育サービス(あえてサービスと書きます)って何なのでしょう。
このブログでは保育の現場で感じるさまざまな「ハテナ」や「ヒント」についてお伝えしていきたいと思います!


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